2003年西條組作品「アスリート」がついに完成した!

 僕らが生きている現在の日本。長引く不況で不安材料が増し、将来に期待が持てない。コミュニケーションや栄養が足りなくて、一瞬のつまずきで歩けなくなる。年金はもらえないし、タバコは値上がるし、ろくでもない病気も流行る。しかしそんな最中さらに利益を伸ばす企業も有れば、短距離走でメダルを取る選手も現れる。社会がどうであれ僕らには可能性も力も十分ある。
 僕は今年29歳。
しがないフリーターで自主映画を撮ったりなんぞしている。僕らに力がある事を描くために。青春映画を作る事にした。20歳代後半には20歳代後半の青春がある。これは、踏み出す第一歩を描いた映画ではなく、踏み出した後の映画です。自分で決めて自分で行動して、社会は競い合ってるわけだから、一生懸命やってるなら、あんたもアスリートなんだ。

出演/鈴木雄一郎 藤田正則 大谷尚子 金亮治 
   佐藤徹 大田康太郎 鬼頭政裕 日野峻介 
   宇野祥平 コンタ 森本純一郎 ヨリユキ
   浜田光人 飯野歩 ブラックモーリー石井
   他・・・

スタッフ/岡田俊秀 星野泰隆 保戸塚幸生 島村元康
     (映像制作集団フィルメン)             
     坂口和弘 荒井規之 仲村渠康史
  音楽/SURGELY AFRO ザ・シロップ    
     スプライト&ワッショイズ       
     廣井心 袖岡泰隆           
音楽協力/レボリューション西山          
     中村研太郎







1時間8分
カラーDV作品 STEREO
ストーリー
 秋、派遣会社に勤める坂本は、大学の同級生に頼んで証券マンに復帰しようとしていた。ある日、幼なじみの藤本が自作の超高速炊飯器を持ってくる。発明好きの藤本は失敗続きのあげく、資金難でマルチ商法に手を出そうとしていた。
  「マルチ商法は簡単に金が入ってくるようで、そんな事無い」と一喝する坂本。
  その言葉通り、藤本を勧誘した吉沢は、営業に大忙しの毎日を送っている。喫茶店の店主、満子に思いを寄せても、反応はイマヒトツ。
  満子も自分の気持ちが分からないままだった・・・

  都心からほんの少し離れた場所で展開される群像劇は、 やがて社会の濁流にのって各々が持つ力を導きだしてゆく。

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